今回は、基本単語”在”。”是”同様よく耳にする単語です。
前回の”是”も存在を表していましたが、”在”も同じように存在を表します。それでは、比較して見てみましょう
是の構造:这所房子以前是他的。是の前後は名詞または代名詞で前後はイコールで結ばれます。
这所房子=他的が成り立ちます。日本語の”です”にあたります。
在の構造:词典在书柜里。 在の前は、是同様名詞・代名詞ですが、後は、場所を表す言葉であり、前後がイコールにはなりません。
词典=书柜里ではありません。日本語の”いる”や”ある”に相当します。
場所を表す言葉
学校 书包里 我这儿 老师那儿 宿舍北边 など
ここで注意点があります。
- 一般的に主語は、人であることが多い。場所を最初に使う場合は在の後ろは具体的な場所にする。(例)餐厅在一楼。
图书馆在学校とは言えません。餐厅在一楼は建物の一階にレストランがある。と具体的な場所を言っていますが、图书馆在学校は学校のどこにあるのか具体的な場所がありません。
- 場所の方向を表す言葉が必要。这儿 那儿 旁边など(例)词典在书柜里。
だから、词典在书柜とは言えません。なくてもわかりそうなもんでしょとも思いますが・・・。
玄関は東側です。とか彼らは前の方にいます。なんていうときは、他们在前边のように単独で方向を表す単語を使えます。
- 在了 在着 在过とは言えません。過去を表したいときは、動詞の前に時間を表す単語などをつけましょう。(例)昨天晚上,我在图书馆。
- 是とは違い否定形には、不 没どちらも使用可能だが、状況に応じて選択する必要があります。(例)我去他家找他,他人不在。
我去他家找他,他人不在と昨天我去找他,他没在。2つの例文の‘不在’と‘没在’を比較すると基本的に意味の違いはないが,‘没在’には「前もって約束して行ったのに不在であった」というニュアンスがあるそうです。辞書にはこう書いてあります。この辺は少し複雑ですね。
最後の説明は時制のような気がしますが、未来のことを表すときは没在とは言えません。不在です。 (下午,我不在家。) それでは・・・