中国語研究所(1日5分中国語)

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もうこれでわすれない四字熟語その2 火中取栗(huǒ zhōng qǔ lì)

 

 

今日の四字熟語は、火中取栗です。日本では、火中の栗を拾うで知られています。

火中取栗(huǒ zhōng qǔ lì)(yúwēngdélì)

これは、中国の故事ではなく、17世紀のフランスの詩人ラ・フォンテーヌが創作した寓話に由来するものだそうです。

むかしむかしあるとことにお腹をすかした猿がいたそうな。猿がエサを探しさまよっていると目の前の鍋の中に美味しそうな栗が今にも煎り上がろうとしていたのじゃ。だが、鍋の中の栗に手を出せばやけどをしてしまう。思案した猿は、近くで遊んでいた子猫をけしかけ栗を鍋の中から取ろうと考えたんじゃ。負けず嫌いな子猫は、けしかけられると猿の言うように鍋から栗を取ったが、熱くてたまらない。子猫は我慢して次から次へと栗をすくい取った。そばで見ていた猿は、地面の栗をうまそうに食った。ということじゃ。やはり猿というのはずる賢い生き物じゃな

他人のために危険を冒して、結果的に自分が犠牲になり、利益は他人に取られることの喩えとして使われます。類義語に为人作嫁(wèi rén zuò jià)があります。

例文:我们没有必要为他们去火中取。(我々は彼らのために危険を冒すことはない)

他人のためにやったことで、足元すくわれたらたまらないですね。皆さんはそんなことに会わないように。それでは、次回の四字熟語で