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今日の四字熟語は、黔驴技穷です。
貴州省は、別名”黔”というそうです。
黔驴技穷(Qián lǘ jì qióng)=黔驴之技(Qián lǘ zhī jì)
これは、唐代の文人、柳宗元の”三戒”の中のお話です。
むかし貴州省にはロバがいなかったそうな。そこで、貴州のある人が外地からロバを連れてきた。 ある日、その人が、山のふもとでロバに草を食べさせていると虎がそのロバを見つけた。襲おうと思ったが、体が大きく、大きないななきをするロバに警戒した。それでも諦めきれない虎は、近づいていき尻尾で後ろ足をつついてみた、するとロバは驚いて後ろ足を振り上げ虎を蹴った。次に虎は、前足にも同じことをしてみるとやはり蹴り上げるだけ。この行動に「こいつはこんなことしかできないんだ」と思い、襲いかかってロバを食べてしまったそうじゃ。
これは、少ししかない腕前を使い切って窮地に陥ってしまうという意味をたとえています。それでは、例文です。
例文:在黔驴技穷的情况下,他们主动要求和解。(手詰まりの状況で、彼らは自ら和解を求めてきた。)
黔驴技穷には、見かけだけは強そうに空威張りをして見せても、実力がなくたいした事がないという意味もあります。それでは、次回の四字熟語で