中国語研究所(1日5分中国語)

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中国の子供はどう中国語をおぼえるのか その5

「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその5回目です。

京京ちゃん(著者の娘さんです)は、一歳半になるころには電報文を使い始めるようになったそうです。

電報文(电报句)は、2・3語で作られた文です。「妈妈抱抱」(ママ抱っこ)は、これで一つの完成された中国語です。大人でも「ちょっと見せて」(我看看)なんていうのもよく使います。

でも、さすがにこれはだけは恥ずかしいと思う方もいられると思いますが、言葉は、基本学問ではなく道具なので相手の言ったことにすぐ返せなけれは意味がありません。相手は意思の疎通を図りたいのです。私も留学初期はいろいろ考えてしまって嫌な沈黙がはしったものです。

私の友人も日本で知り合った頃にはつたない日本語で話していました。こちらもなんとなくわかるので多少聞き辛くても会話できていました。そんな程度でも、外国人は、日本が得意ですなんて言い切るからすごいですよね。

それでは、この中国語わかりますか?「母明28次到接」(お母さんが明日28番の列車で到着するから迎えに来て)です。いろいろ省略されていますね。でも、これが日常的に話されている言葉です。私たちも教科書のような話し方はしていませんよね。

それでは、本の内容に戻ります。京京ちゃんも2歳になりました。その頃には自分の意思を示すようになったそうで。我という単語をよく使い、動詞に目的語や助詞をつけるようになってきたそうです。「妈妈 买这个(ママ、これ買う)」てな具合です。

それに加えて、お母さんの言葉に返事を返せるようになっています。

  • 京京去哪儿玩儿了?(京京はどこで遊んだの?)
  • 我去公园玩儿了(私公園に行って遊んだの)

これ、お母さんの言葉を真似して変化させ答えています。

ここまで来るともう少し複雑なことも言えるようになります。

  • 你回北京干什么?(北京に帰って何するの?)
  • 我回北京看姥姥(わたし、北京に帰っておばあちゃんに会うの)

むかしから学ぶより真似よっていいますよね。すきなドラマや小説・漫画で覚えた表現をどんどん使ってみましょう。ディープスペクターさんも日本語は漫画で覚えたなんて言ってました。教科書の表現は、中国語初級の方以外には硬すぎるのであまりお勧めしません。

それだは、また!。