「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその8回目です。
京京ちゃん(著者の娘さんです)は、方向補語をつかうようになります。
方向補語を覚えると表現の幅がグーンとひろがります。方向補語には
- 上 shàng(上がる)、下 xià(下がる)、进 jìn(入る)
- 来 lái(向かってくる)去 qù(離れていく)
- 出 chū(出る)回 huí(もとへ戻る)
- 过 guò(過ぎる)开 kāi(開く、広がる)
- 起 qǐ(起きる)
これらは、矢印をイメージして覚えましょう。要は、英語の熟語のようなものです。up down in outなどと動詞を結びつけますよね。
例
- 爬上(登っていく)
- 拿出(取り出す)
- 走过(通り過ぎる)
- 躲开(よける)
- 抬起(担ぎあげる)
例文に来・去をつけると爬上去(登っていく)走进来(入ってくる)拿出来(取り出す)传播开来(噂などが広まる)想起来(思い出す)などいろいろあります。
たとえば想来想去なんかは、実際の動きとは関係ないですが考えがあっちこっち言ってるなと思えればOKです。このように表現の幅を増やしていくのがこどもだけでなく大人にも有用な方法だと思います。中国では6歳には、子供もおとなと同じように言葉を話せると言われています。英語などほかの言語もそうですが日常に使う言語は簡単なものが多いです。自分の生活を振り返って見てください。
それではまた。