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もうこれで忘れない四字熟語その30  抱头鼠窜(bào tóu shǔ cuàn)

こんにちは、ゆうがです。今日の四字熟語は、抱头鼠窜です。

抱头鼠窜(bào tóu shǔ cuàn

これは、白話小説「蒯通传」のなかに出てくる熟語です。

蒯 通(かい とう/かい つう、生没年不明)は、秦末から前漢初期にかけての説客である。※Wikipediaより

説客とは、中国の春秋戦国時代合従連衡策で知られる、変転きわまりない外交の時代に、弁舌や礼法に優れ、各地を巡って領主の外交政策などに影響を与えた人物のことです。 例としては陸賈や蒯通、酈食其などがいるそうです。※Wikipediaより

この熟語は、「蒯通传」のなかの“始常山王、成安君故相与为刎颈之交,及争张黡、陈释之事,常山王奉头鼠窜,以归汉王。”から来ています。

意味:頭を抱えて鼠のようにこそこそ逃げ出すこと。を意味し、日本語の「ほうほうのていで逃げる。慌てふためいて逃げる。」にあたります。

例文:她冲锋时这猛啊,他一见就抱头鼠窜。(彼女が突撃する時激しいのなんのって,彼ははそれを見るとほうほうの体で逃げる。)

近い熟語は、逃之夭夭(táo zhī yāo yāo)や捧头鼠窜(pěng tóu shǔ cuàn)になります。

反意語は、大摇大摆(dà yáo dà bǎi)で意味は、大手を振ってあるくになります

今日の四字熟語はためになりましたか。それでは、次回の四字熟語で