「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその15回目です。
京京ちゃん(著者の娘さんです)は、”可・・・了”や”・・・极了”をよく使うようになりました。”可好玩儿了”(すごく面白かった)”好极了”(すごくよかった)なんて使います。日常よく使われる表現です。日本人が最初に習う程度をあらわす表現は、”很”ですかね。
日常会話では、”很”より”挺”をよく聞きます。
京京ちゃんは、お母さんとの会話のなかで中国語を覚えていくのですが、”最”を使った表現や”很”を使った表現は、なかなか覚えてくれなかったみたいです。ほかの表現でも気持ちを表せるのにわざわざ違う表現を覚えるなんてのは、子供はしないんでしょうね
その他にも程度を表す表現はあります。親が、子供の成長過程で、「ハイハイがはやいのね。」なんて言いますよね。これを中国語で表現すると”爬得多快呀!”になります。いま体験していることの感動した気持ちを表すときにつかいます。この”多”は、”多么”と同じです。
程度をあらわす表現はほかにも”太・・・了”なんかもありますね。”太好了”(とてもよい)”太棒了”(とてもすごい)”太多了”(とても多い)なんてのも日常よく使う表現です。日本語でもこのような表現を最初に覚えます。「とても多い」とか「すごく多い」なんて感じで
最初は、いろいろな表現を覚えず、好きな表現を覚え使ってみて、慣れてきたら新しい表現を加えていくのが自然の流れでしょう。私たちも最初からいろいろの表現ができたわけではありませんから。
わたしも”很”より”挺”をよく使うなー。なんでっていわれると困るけど癖じゃない
なんでって言われると聞かれると困る事は、日本語のなかにも多いと思います。
会話は、まず反応することですから、ㇲって口から出てくる言葉を増やすのは重要かもしれないな。
私は、基礎的なことの学習を終えたら教科書を手放す事を勧めています。外国人が話す日本語に違和感を覚えた日本人は多いのではないでしょうか。それが、教科書で覚える言葉の正体です。ちゃんと話せるようになりたいのなら、さっさと教科書は捨てましょう。こんなこと言ったら誰かに怒られそうですね(笑)老师,对不起!
私たちも京京ちゃんを見習い、間違ってもいいいから発言するように努力していきましょう。それでは、また!。