「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその18回目です。
”打(dǎ )”は、日常生活でよく使う言葉です。前回”打屁股”という言葉が出てきたのをおぼえていますか?意味は、おしりを打つでしたね。
”打”の意味は、うつ、たたくですが、それ以外の意味でも使われたりします。
打针(注射を打つ)
打呼噜 dǎhū・lu(いびきをかく)
打喷嚏 dǎ pēntì(くしゃみをする)
子供のころの京京ちゃんは、咳嗽(ké・sou せきをする)と喷嚏(pēntì くしゃみ)の区別がつかなかったそうです。私たちもここで気を付けないといけない事があります。それは、咳嗽は動詞で喷嚏は、名詞だということです。なので打咳嗽とは言えませんのでお気を付けください。
爸爸每天打呼噜,我睡不着。なんて感じで使います。
打奔儿(dǎ//bēnr)意味は、「1.(話や暗唱の途中で)ひっかかる,とちる,つまる。2.つまずく.転びそうになる。」です。日本人も「あれ、あれ、だよ」なんて言葉が詰まったときに言いますよね。中国でもこんな時は「这个,这个(この、この)」とか「那个,那个(あれ、あれ)」なんていいます。
京京ちゃんも言いたいことがあるのにどうやって言ったらいいかわからないとき
京京,京京嘛,京京嘛・・・(京京、京京ね、京京ね・・・)
なんて言うそうです。”打”を使う表現はその他にも”打岔(dǎ//chà)”があります。意味は、「(他人の話や仕事を)妨げる.茶々を入れる.話の腰を折る.まぜ返す」です。
例:爸爸在工作,不要跟他打岔(お父さんは仕事をしているのだから,邪魔をしてはいけないよ)
それ以外にも。
- 打开门 (dǎkāi mén):ドアを開ける
- 打电话 (dǎ diànhuà):電話をする
- 打牌 (dǎpái):トランプやマージャンをする
- 打雷(dǎléi):雷が鳴る
- 打雨伞(dǎyǔsǎn):傘をさす
- 打哈欠(dǎ hā qian):あくびをする
などたくさんあります。打って便利ですよね。使いこなせるようにがんばってください。それでは、また✋