こんにちは、ゆうがです。もうこれで忘れない四字熟語の第159回目です。
今日は「熬肠刮肚(áo cháng guā dù)」という四字熟語を紹介します。なんだかちょっと痛そうな感じの言葉ですね……どんな意味だと思いますか?
えーと、「肠」や「肚(お腹)」を「熬(煮る?)」とか「刮(こそげる)」とか……なんか、めちゃくちゃ我慢してるイメージ?
鋭いですね!「熬肠刮肚」は、直訳すると「腸を煮て、お腹をこそげる」というちょっと過激な表現。でも実際には、食べ物を切り詰めて、必死に節約して暮らすことを意味するんです。
食事の面で極限まで節約して暮らすことを表します。
出典は、陳登科《活人塘》第三章の“咱薛家祖上是锅碗一担挑到新河集的,落了户,靠两只手苦,可怜,熬腸刮肚的买了这几亩田。”からのものです。
陳登科(ちん とうか / Chén Dēngkē)とは?
なるほど、「命がけで節約」みたいなニュアンスがあるんだね。でも、ちょっと大げさじゃない?
たしかに今の時代には強すぎる表現に感じるかもしれませんが、農村や戦乱の時代など、飢えに近い節約生活をしていた人たちには、まさにこのくらいの表現がぴったりだったんですね。
では、例文を見てみましょう。
例文1:为了供儿子上大学,他们熬肠刮肚,把每分钱都花在刀刃上。
(息子を大学に通わせるため、彼らは食費を極限まで切り詰め、一銭も無駄にしなかった。)
例文2:他是靠熬肠刮肚才攒下了第一桶金。
(日本語訳:彼は食費を極端に節約することで、やっと最初の資金を貯めたのです。)
語法としては、述語や連体修飾語として使われ、生活の苦労や倹約ぶりを表すときによく用いられます。
日本語で言うと、「節約生活」とか「食費を切り詰める」って感じかな?
その通りです。日本語で近い表現は「爪に火をともす」などもありますね。
ちなみに、似た意味の言葉には「省吃俭用(shěng chī jiǎn yòng):飲食を節約する」があります。
反対語には「山珍海味(shān zhēn hǎi wèi):ぜいたくなごちそう」があり、贅沢な暮らしを指します。
「熬肠刮肚」という表現には、苦労して生き抜いた人たちの誇りや努力も込められているんですね。
今日の四字熟語、いかがでしたか?強烈な言葉の裏にある、人々の生活と知恵を感じていただけたら嬉しいです。
それでは、次回も心に残る四字熟語を紹介しますので、お楽しみに!それでは、また!!