こんにちは、ゆうがです。もうこれで忘れない四字熟語の第157回目です。
今日はちょっとユニークな響きのある四字熟語、「盎盂相撃(àng yú xiāng jī)」をご紹介します。
さて、この言葉、どんな場面を想像しますか?
うーん、「盎」も「盂」も器の名前だよね?それがぶつかるってことは……ケンカしてる?
大正解!「盎盂相撃」は、まさに「家庭内の争い、夫婦喧嘩、親子ゲンカなど、一家の中で起こる言い争い」を比喩的に表した言葉なんです。
器同士がぶつかるような音や雰囲気から、まるで台所や居間でのバトルを連想させますね。
■ 例文と日本語訳
例文1:每个家庭都不可避免盎盂相击。
(どの家庭にも、避けられない言い争いはあるものです。)
例文2:午间那番盎盂相击化得水乳无痕。(清・文康《兒女英雄傳》第三十一回)
(日本語訳:昼間のあの夫婦ゲンカも、今ではまるで何事もなかったかのように溶け合っている。)
■ 出典・由来
この成語は清代の長編小説『兒女英雄傳』に登場します。「盎」と「盂」はどちらも液体を入れる容器で、日常的に使われるもの。それが「相撃つ(ぶつかり合う)」ということで、家庭内の口論を連想させる比喩です。
また、類似表現として「盎盂相敲(àng yú xiāng qiāo)」という言い回しもあります。
■ 類義語・反意語
類義語には、「盎盂相敲(àng yú xiāng qiāo)」や「家雞打架(jiā jī dǎ jià)」など、家庭内のいざこざを表す言葉があります。
反意語としては、「和睦相處(hé mù xiāng chǔ)」「家庭和樂(jiā tíng hé lè)」など、家庭内の調和や平穏を表す言葉が考えられます。
■ 日本語の類似表現
日本語では「夫婦喧嘩は犬も食わぬ」が非常に近いニュアンスです。また「内輪もめ」や「家の中で火花が散る」なんて表現も似ていますね。
なるほど!日常のちょっとしたケンカも、こんな風に成語で言い表せるんだ。
■ まとめ
今回は「盎盂相撃(àng yú xiāng jī)」をご紹介しました。意味を知ってみると、器がぶつかる音がまるで言い争いのように聞こえてくる、不思議で面白い表現ですよね。
次回は、同じく日常生活を描写した成語を取り上げる予定です。どうぞお楽しみに!それでは、また!!