「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその三回目です。
京京ちゃん(著者の娘さんです)は、前回のお話から中国の北京におられる老爷(lǎo・ye)姥姥(lǎo・lao)※母方のおじいさんおばあさん の家に住んでいます。なぜなら、お父さんは、単身東京で働いているからです。
你好は、日本人でも多くの人が聞き覚えのある中国語の一つでしょう。それに加えて早上好!晚上好!なんかも中国語学習者なら初期にお目にかかっていることばですが・・・・・・・・。
「你好」はたまにしか使わない。
なぜなのか?結論から言うと、中国人は、堅苦しい挨拶をするよりも親しさを求めることが大事だと考えているからだそうです。你好と言われてる間は、距離があるということです。( ノД`)シクシク…
それでは、日常ではどんな会話がされているのかというと
- 吃饭了吗?(ごはんすんだの?)
- 吃了(食べた) 还没吃呢(これから) 没呢(まだ)
- 下班啦?(仕事帰り?)
- 下班啦(そう)
この挨拶に深い意味はありません。やあとかこんにちは!というのとあまり変わりませんので、深く考えず答えてOK。だそうです。
わたしも留学時代友達のおかあさんに「吃饭了吗?」と聞かれ最初は戸惑いましたが、郷に入っては郷に従え次からは「吃了」と答えていました。語学と文化は切っても切り離せません。私の時代は、こんなこと授業では教えてくれませんでした。今はどうなんだかわかりませんが
皆さんもドラマや小説、漫画などを通じて文化にも目を向けましょう。