「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその24回目です。
子供の学習スピードは、非常に速いですよね。京京ちゃんもその例にもれません。筆者であるお母さんが、
今天练习运动会的什么项目了?(今日は「運動会」のどんなものの練習をしたの?)
と日本語で聞くと、お母さん”うんどんかい”じゃなくて”うんどうかい”だよとすぐ指摘されるそうです。中国語においてもお母さんの言った言い回しをすぐ使ってきます。
你不听话,我就不给你买玩具。(言うことを聞かないと、おもちゃ買ってやらないからね。)
この言い回しを覚えていて京京ちゃんは
妈妈,你又说错了,你再说错了我就不给你教了。(ママ間違えた、今度間違えたって教えてあげないからね。)
あれっと思った方いると思います。これ”给”の位置が違うのです。実際は
妈妈,你又说错了,你再说错了我就不教给你了。
が正しい言い方です。そのほかの副詞の使い方は完璧です。”再”は動作がこれから繰り返されるときに使い”又”は、いま、再び動作が繰り返されたことを意味する単語です。ついでに覚えておきましょう。
それでは本題の”就”についてお話していきましょう。”就”には、「はやくも、すぐに、すでに、まさしく」など多くの意味があります。いずれも、動詞・名詞・形容詞などについて強調する働きがあるんです。
- すぐに.~(したら)すぐに.じきに
- とっくに.すでに.もう
- 他でもなく.絶対に
- 他でもなく.絶対に(就~而言=~について言えば)
- ただ.~だけ.~しかない
- ただ~だけが(~する)
- ~であるなら~となる
- たとえ~でも.仮に~だとしても
- 近づく.近寄る
- 従事する.はじめる.就く
- 成し遂げる.完成する.できあがる
- (機会などを)利用する.~を利用して.~で
- (~をあてに酒を)飲む.(~をおかずにご飯を)食べる
- ~に従う.~に合わせる.~の次第による
- ~される
なんかたくさんありますが、徐々に覚えていきましょう。まずは
再不好好吃饭,就把电视关上了。(ちゃんとご飯食べないと、テレビ消しますよ。)
前文の条件を受けて、結論を強調する言い方です。このようなシチュエーションは、日常生活でよく出てくるので、その時に呟いてみましょう。
次は、副詞の”只”と同じ用法です。
北海道我就去过一次。(北海道に私は1回だけ行ったことがある。)
この際、”就”を強く読むと気持ちが強調されるので覚えておきましょう。ついでに”一~就~の用法です、本にもよく紹介されていますので 簡単に説明します。意味は「~すればすぐ~、~すれば必ず~」です。
你等等,我一弄你就知道了。(待ってね、わたしがやってみると、すぐわかるよ。)
これは、京京ちゃんがお母さんにゲームのやり方を教えるときに言った言葉です。それでは、また次回まで下次见