「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその23回目です。
再は動詞の前に来ると動作がさらに行われることを示し、形容詞の前に来ると程度がもっと大きくなることを示します。
京京ちゃんに限らず子供はお菓子がすきですよね。もっともっととキリがありません。言っても聞かないため筆者は、”再给再给”作戦を実行します。お菓子ばかり食べているのは体によくないので苦肉の策です。
京京给妈妈吃点儿,行吗?(京京、ママにもちょっとくれない?)
すると、京京ちゃんがわれたお菓子のかけらをくれるそうです。それでは、意味がないので。”再给再给”と繰り返すと
你吃了那么多了,不再给了(そんなにたくさん食べたんだから、もう上げない)
と言われてしまいます。それだけで済めばいいのですが、後日お菓子がほしい時に”妈妈再给我一个,再吃一个”と反撃してきます。
再には、それ以外にもたくさんの用法があります。一度に覚えることはできないのですこしずつ覚えていきましょう。
对不起,请你再说一遍。(すみません、もう一度言ってくれませんか)
なんてのも、会話ではよく使われます。これ子供が口答えしたときなんかにも嫌味っぽく親がいったりします。”再说一遍”なんて
数人で待ち合わせをしたときに一人がなかなか来ないなんてシチュエーションもよくありますよね。そんなとき
她再不来,咱们就走吧。(彼がこれ以上来ないようなら、私たちだけで行こう。)
なんて言います。このような言いまわしで使う時は、後の文に”就”をよく使います。前文に要是や如果が省略されており(…すれば,その時は…)と訳します。
”好得不能再好了。”(願ってもないことだ)という定番表現もありますので覚えておきましょう。
再も”再来””再买”など単純な表現を覚えて使ってみましょう。今日出てきた表現も何度か使ってみればすぐ使えるようになります。それでは、また✋