「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその16回目です。
讨厌(tǎo//yàn)この言葉は、若いころの僕にとって魅惑的な言葉でした。中国に留学中ドラマを見ていると若い男女の間で必ず出てくることば”讨厌”。彼氏にからかわれたりするシーンで女の子が”讨厌”という仕草がかわいくて・・・
話はそれましたが、”讨厌”の意味は、嫌い・面倒であるです。”麻烦”も同じような意味ですが、”麻烦”からは、親しみは伝わってきませんね。”讨厌”は、目上の人や初対面の人に使うのはやめましょう。
例
約束の時間に遅れてきた場合
彼氏や親しい友達なら 真讨厌,怎么这么晚才来(なによ、随分遅かったじゃない)
彼氏や親しい友達なら 对不起,来晚了(遅くなってすいません)
京京ちゃんは、かまってほしい時、この”讨厌”という言葉を使ったそうです。”讨厌”の他に”讨厌鬼(ばか)””真讨厌(大嫌い)”という言葉も使っていたそうです。
筆者の友人小朱さんから電話がかかってきて、第一声が
真讨厌!你怎么又回来?(まあいやね!なんでまた帰ってきたの)
だったことがあるそうです。久しぶりに中国に帰ってきたばかりだったので少し面食らったようですが、彼女の言葉にこもった親しみで中国人としての感覚が戻ってきたそうです。日本は、親しい中にも礼儀ありなんて感じですからね。いきなりこんなこと言わないでうしょね。
小朱さんは、初中(中学)・高中(高校)・插队をともに過ごした友達だそうです。
插队(chā//duì)は、文化大革命のころ、中学、高校を卒業と同時にクラス単位で学校から人民公社の農場に行って労働をさせ教育しなおす制度だそうです。1980年代なんで大昔の話よね。
留学中、中国語を教えてくれていた子に念願の”讨厌”を言われた事をいまでも覚えています。ということで親しいひとに使う”讨厌”いつか使えるといいですね。男が、使っているイメージはないですが、あと現代劇でもあまり聞かれなくなったような。
それでは、また!。