「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその20回目です。
量詞は、たくさんあって覚えるのはたいへんですよね、机で勉強するよりもそとに出て覚えるほうがはやいと思いますよ。食材の量詞を覚えるなら、スーパーに行き、動物の量詞を覚えるなら動物園に行きと楽しみながら覚えるとすぐ覚えられます。
4歳の京京ちゃんも、中国語初学者同様”个”を多用します。そこでお母さんは
一头牛,两匹马
三条鲤鱼,四只鸭
五本书,六张画
七棵果树,八朵花
九架飞机,十辆车
なんて量詞の歌を歌ってあげたそうですが、会話では、やはり”个”を使うそうです(笑)
会話は、リズムなので思いつかない時に黙ってしまうより、”个”を使うほうがいいと私は思います。会話では次の量詞を使うチャンスがすぐ来ますからね。
お母さんは京京ちゃんに絵本などを使って一生懸命教えるのですが、”个””只”以外をなかなか覚えてくれなかったそうです。中国の小学生も入学してから国語の授業で覚えるらしいので、4歳ならこんなものなんでしょうね?
それでは、文章の中から量詞が消えるとどうなるのでしょうか?
我家们前有何(我が家の前には川がある)
この文の中に量詞”一条”がありません。こうなると中国人は、一般的な川を想像し、そのあとに”也有山”が続くんだなと想像するそうです。なので
我家们前有一条何(我が家の前には川が流れている)
となるのです。なのでこの文のあとに
我小时候常在那儿游泳(私は幼いころよくそこで泳いだんだよ)
と言えるわけです。
私は、この話を読んで英語の”the”と”a”の関係に似ていると思いました。以前読んだ本に「”the”はそれ自体にスポットライトがあたっており”a”は同じようなもの全部にひかりがあたっているのだ」なんて説明があったのです。
量詞は、日本にもたくさんありますが、あまり使い分けていないような気がします。中国語は、漢字のみの構成であるためより重要になってくるのでしょうね。
語学は、恥をかいてなんぼです。わたしも、留学中はそうとう恥かきました。それでは、また✋