「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその26回目です。
京京ちゃんも大きくなるにつれて、すこし長く言葉をしゃべるようになります。そうすると、「~して~する」のような表現をするようになります。そこで、重宝するのが”然后”です。
私たちも、子供のころ”それから”を多用したのではないでしょうか?
然后(ránhòu)
- それから,しかる後,その上で
基本的には、”先・・然后・・”の形を用いて表現します。
例文:你们先研究一下,然后再作出决定。(君たち,まず検討しなさい,それから決定を下そう。)
先に何かをして、それから何かをするといった感じです。日常会話では、”然后呢?”と言って話の続きを促したりするのに使ったりもします。
京京ちゃんは、お母さんと「うさぎとかめごっこ」をするとき、このようにいうそうです。
你先别跑呢,我是小乌龟,你是小白兔,先让我跑。(いかないで、私が、亀で、ママがウサギ、私に先に行かせて。)
京京ちゃんは、お絵かきがすぎで、ある時、その絵をお母さんが見ようとすると
你先别看呢,画完了再看。(今見ないで、終わってからにして)
と言って見せてきれないそうです。”先・・然后・・”の応用編です。意味は同じですが、ニュアンスが違いますね。
先~,再~:(先に~して)それから
例文:先了解社会状况,再下去深入群众。(先に社会状況を調べてから,下りて行って大衆の中に深く入る。)
私も子供のころ、「ごはんよー」なんて言われると、「このアニメ終わってからー(我先看动漫,然后吃饭)」なんて言って怒られたりしてました。その当時は、録画なんてできませんし、配信もないので、私にとって優先順位が高かったんですよね。それでは、次の回まで!