「漫画で覚える中国語 鬼滅の刃 「憤怒」の8回目になります。まずは理屈抜きでセリフを覚えていきましょう。頭で覚えるというよりも口に覚えさせることを意識してください。野球の素振りと同じです。でも実践しないと身につきません。語学は、普通の勉強とは違います。その形も時代とともに変わっていきます。練習そして実践です。それでは、始めましょう。
花之呼吸 四之型,红花衣!
読み:huā zhī hūxī sì zhī xíng hóng huā yī !
意味:花の呼吸 肆ノ型 紅花衣!
中国語とは、あまり関係ありませんが、”肆”は、数の「四」の代用字だそうです。なので、中国語の文では”四”を使っています。
なんですが、中国語にもこの漢字は存在し、”肆(sì)”と読みます。意味は、「勝手気ままにふるまう.思うがままに~する。四の大字。店.商店。」です。日本語とほぼ同じ意味で使われています。”放肆(fàngsì):したいほうだいである”なんてのは、よく耳にする単語です。
哎呀呀—— 好险好险!
読み:āiyāyā hǎo xiǎn hǎo xiǎn!
意味:いやー 危ない危ない
”险”は、あぶないという意味です。それに程度の甚だしいことを表す”好”をつけて、危なさを強調しています。堂麿には余裕を感じますよね。嫌な感じです。
不要趁我不备突然挥刀砍过来嘛!
読み:bù yào chèn wǒ bù bèi tūrán huī dāo kǎn guò lái ma!
意味:呼吸してる最中に斬りかからないでおくれよ。
”趁”は、「~うちに」という意味なので、後ろの”我不备”と合わせて「準備していないうちに」となります。なので「熱いうちにのんで」なんて言いたいときは”趁热喝吧”となります。
”砍过来”は、堂麿から離れたとこにいてそこから堂麿に向かって斬りかかってくると言ったイメージです。”过”は、英語の”through”に近いかなと個人的には思っています。ある空間の間を通っていく(くる)って感じですかね。
今日の新しい単語
好(hǎo):‘好’+形容詞 ‘好’+数量詞 の形で用い,程度の甚だしいこと・数量の多いこと・時間の長いことを感嘆の気持ちをこめて言う場合)とても(…だ),なんと(…であろうか)。
险(xiǎn):危ない。
趁(chèn):‘趁[着]’+名詞・形容詞・動詞句・節〕の形で用い、「…のうちに,…に乗じて」
备(bèi):(ある事をするために品物・仕事などを)準備する,用意する,備える。
挥刀(huī dāo):刀を振り回す。
砍(kǎn):(刀・おので)たたき切る,ぶった切る。
この前読んだ本に日本人はあいまいな表現が多いので、翻訳がむずかしいと言った話が書いてありました。例えば、「善処します」なんて表現は、どのように訳せばよいかはっきりとした答えが出ないそうです。日本人は空気を読んで、言い回しを変えたりすることはよくあります。それが、外国人にはなかなか理解しがたいことなんです。なので、日本語をそのまま訳すのではなく、こういう時はこういう言い回しと割り切って覚えていくのがいいと思います。なので、漫画っていい教材だと思うのです。
いろいろと解説を加えましたが、個人的にはそのような物は気にせずセリフをそのまま覚える事をお勧めします。覚えたら単語を入れ替えて練習してみてください。それではまたね!