中国語研究所(1日5分中国語)

語学がむずかしいのは、学問にしてしまったから

中国語まとめサイト”語学は、勉強ではなくスポーツ”

中国の子供はどう中国語をおぼえるのかその11 要と想

「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその11回目です。

京京ちゃん(著者の娘さんです)、要求することを覚えました。その要求はどんどんエスカレートしていきます。私も子供の頃はそうだったと思います。そこで出てくるのが「~したいです」

”要” ”想” ”想要”が動詞の前につくと、「~しなければならない。~するつもりだ。~したい。」になります。

要と想と想要

例:我要回北京。(私は、北京に帰らなければならない)

要は、はっきりした意思を示します。どうしても何かすることがあってという時に使います。子供がねだる時も使いますね。

例:我想回北京。(私は、北京に帰りたい)

想は、希望、願いを表します。要求としてはすこし弱めです。

想要

例:我想要回北京。(私は、北京に帰りたい)

想要は、想よりもさらに強い気持ちを表現します。

クリスマスも近い冬の日、友達のうちにあるきれいなクリスマスツリーを見て、ほしくなってしまいます。それも庭に生えている木です。そして、京京ちゃんは、

妈妈,你看,多漂亮呀!我要想大树!。(ママ見て、すごくきれい、私もツリーがほしい)

要想は、要生活の長かった京京ちゃんならではです。想を弄と同じ代用動詞(そんなものはありません)として使い動詞を使わないこともたびたびあったそうです。

それから、しばらく要想が続いたようですが、こんなのも指摘されながらだんだん直って行くそうです。

やはり、学ぶ、使うのルーティーンが最重要ですね。

次回は、~できるです。それでは、また!。

第五十课 記念すべき50回目は、或者

語学学習は、スポーツと同じです。そのためには、反復練習して喋る筋肉をつけることとイメージトレーニングが大事です。なので単語は、イメージで捉え、反復してイメージを身につけましょう。。特に名詞は、映像で捉えるほうが効果的です。学習というと嫌になりますが、スポーツと捉えましょう。e-sport(educationーsport)身に着ければ一生モノです。

今日の深掘りワードは、 或者(huòzhě)です。

或者は、副詞と接続詞の用法があります。副詞は、也许や前回学習した或许と同じで日本語の意味は、~かもしれないです。

接続詞の用法

用法1:選択をしめす

意味1:あるいは,または,もしくは,それとも ※意味は選択を表しています。

例文:问老赵或者小张都可以。(赵さんあるいは张くんどちらに聞いてもいいよ。)

例文2:或者你同意,或者你反对,总得表示个态度。(あなたが、同意あるいは反対であれ、態度を示さなければならない。)

或者赞成,或者反对,或者弃权,你必须选择一项。と言った感じでいくつか列挙することもできる。

用法2:无论、不管とともに用いる

例文:不管刮风或者下雨,他从没缺过勤。(風が吹こうが雨が降ろうが、彼は、これまで欠勤したことがない。)

列挙されるものが同じ意味の場合、も或者を用いることが出来る。例:人们对整个 世界的总的看法叫做世界观,或者宇宙观。

有事找我或者找他都可以のような場合找我或者找他を找我或者他としてはいけないんです。

或は、同じだが、文章中で使われます。よく四字語として使われます。例:或多或小

今日の単語は理解できましたか?脳は、入ってきた情報を必要か必要じゃないかを判別して捨ててしますので人はなかなか覚えられないんです。脳に必要だと思わせるためにも繰り返しが必要です。

まとめ

意味:あるいは,または,もしくは,それとも

用法1:選択をしめす

用法2:无论、不管とともに用いる

或は、同じだが、文章中で使われる。

今日のお話はお役に立てましたか? それでは、また✋!。

中国の子供はどう中国語をおぼえるのかその10 要と给

「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその10回目です。

京京ちゃん(著者の娘さんです)は、意思が芽生えてきました。そうすると出てくるのは、「ほしい」です。そのころ、京京ちゃんは、中国の北京に住んでいて表哥の”大虎”とよく遊んでいたそうです。京京ちゃんは、お兄ちゃんの持っているものがすぐほしくなります。

そうすると出てくるのは「给我」です。なんども”大虎”にせがむので彼は怒って「不给你,就不给你(上げないと言ったら、あげない)」と言い返します。すると、彼女は、お母さんのところに行って「要那个,要那个」と言います。こんな時は、中国も日本と同じく「お兄さんでしょ」対応です。

她是妹妹,你是哥哥。哥哥要让着妹妹(あの子は、妹であなたはおにいさんでしょ。譲ってあげなさい)

と言ってその場を納めます。子供のころ言われて釈然としない思いでした。私は

给は、目的語をふたつとる動詞です。同じような単語に”教(jiāo),送(sòng),告诉(gào・su),还(huán),问(wèn)”などがあります。

例:他问我销售情况好不好。(彼は私に売れ行きがよいかどうかを尋ねる)

それから、要と给が家中に飛び交い大変だったそうです。

そのおかげで、彼女は、要と给を完璧に覚えたと言うことです。要と给は、人間の基本的な欲求を表現する単語です。要と给とも他にも使い方がありますが最初に要と给の感覚をつかむ必要があると私は思います。言葉はまず最初に基本を正しくとらえることが大事です。難しい単語をたくさん覚えるより基本単語の本質を理解することが後々の成長がはやいと思います。

要、要だった京京ちゃんもより具体的におねだりできるようになってきます。「飲みたい・買いたい」です。

次回は、~したいです。なにをおねだりするようになるのでしょう。それでは、また!。

同意語・反意語を覚えて単語倍増計画 3 爱

みなさん中国語の勉強はどうですか?。学者を目指していないのなら、中国語は簡単です。だって中国人は6歳で大人と同じように話せるんですよ。日本人は無理ですよね。それでは行きましょう。

それでは3回目は、爱(ài)です。日本語にも同じ漢字があります。でも、書き方が少し違いますね。心がないんですよね

それでは、中国語の意味をみていきましょう。

 爱(ài)

    • 意味1:好き、愛している

強い好きだという感情を指すことが爱です。なので中国人も簡単に我爱你なんていいません。我喜欢你です。

    • 同意語:喜(xǐ),恋(liàn),疼(téng),慈(cí)

意味は同じですが度合いが違います。疼と慈は、かわいがるですが、どう違うかは、漢字を見てわかると思います。ここが日本人の中国語を学びやすい理由です。

  • 反意語:恨(hèn),憎(zēng),恼(nǎo),疾(jí)
    • 意味2:(…するのが,…の状態が)好きだ,気に入る。

あることに対してとても興味があるという意味です。

  • 同意語:喜,好(hào),嗜(shì)
  • 反意語:厌(yàn),恶(wù),嫌(xián)

反意語は嫌いです。

爱の意味は、日本で使うのと同じです。日本でも愛好会なんてのもありますね。それでは、 爱(ài)を使った単語を見てみましょう。

 爱(ài)を使った単語 

  • 爱不释手(ài bù shì shǒu):好きで片時も手放さない
  • 爱称(àichēng):愛称
  • 爱戴(àidài):(指導者などを)敬愛する,推戴する,心から慕う
  • 爱抚(àifǔ):(目上の者が目下の者を,親しい同輩を)なでるように慈しむ,かわいがる
  • 爱怜(àilián):(多く父母がその子を)慈しむ,かわいがる
  • 爱面子(ài miàn・zi):体面を気にする,体面にこだわる,世間体を気にする
  • 爱莫能助(ài mò néng zhù):同情はするが助ける力がない

爱国(ài//guó),爱好(ài//hǎo),爱护(àihù)日本語では愛護,爱慕(àimù),爱情(àiqíng),爱惜(àixī)は、日本語の意味と同じです。

もともとの中国語は単漢字を使っての表現が多いです。二音節の漢字の多くは日本からの逆輸入の物が多いのでピンインと四声さえ覚えれば結構話せるんです。これに気が付いたのは日本に留学経験のある中国人の友人の話からでした。今日勉強した単漢字を辞書で引いてみると知った単語とその意味たくさんありますよ。暇なときに引いてみましょう。それでは、また✋

同意語、反意語も覚えて単語倍増計画 2

単語倍増計画

 

みなさん中国語の勉強はどうですか?。学者を目指していないのなら、中国語は簡単です。だって中国人は6歳で大人と同じように話せるんですよ。日本人は無理ですよね。それでは行きましょう。

それでは2回目は、矮(ǎi)です。日本語にも同じ漢字があります。音読みで、ワイ、アイ、ア、エ 訓読みで、低い、みじかいです。

意味:低い、みじかい、背が低い。

それでは、中国語の意味はどうでしょう?。

 矮(ǎi)

  • 意味1:(人・建物・樹木・いすなどの背丈が)低い
  • 反意語:高(gāo)
    • 意味2:下から上までの距離がみじかい。
    • 同意語:低(
    • 反意語:高(gāo),危(wēi),崇(chóng),峻(jùn)

危は、昔の書き言葉だそうです。峻は山が高くて険しいという意味です。

    • 意味3:(等級・地位などが)低い。
    • 同意語:低(
    • 反意語:高(gāo),超(chāo),出(chū),胜(shèng)

日本は、地位の高い低いはないようですが、ほぼ同じ意味で使われています。

それでは、矮(ǎi)を使った単語を見てみましょう。

 矮(ǎi)を使った単語

    • 矮墩墩(ǎidūndūn)(人・物の背丈が)低くてずんぐりしている。 例:你看他们,都是矮墩墩的。(ごらん,彼らは皆ずんぐりしている)
    • 矮小(ǎixiǎo)背が低くて小さい 反意語:高大
    • 矮子(ǎi・zi)背の低いひと

低ければ身長も地位も矮(ǎi)で表現できますが、言葉は習慣なので、そうは言わないよなんて言われることがあるかもしれません。

もともとの中国語は単漢字を使っての表現が多いです。二音節の漢字の多くは日本からの逆輸入の物が多いのでピンインと四声さえ覚えれば結構話せるんです。これに気が付いたのは日本に留学経験のある中国人の友人の話からでした。今日勉強した単漢字を辞書で引いてみると知った単語とその意味たくさんありますよ。暇なときに引いてみましょう。それでは、また✋

同意語、反意語も覚えて単語倍増計画 1

私は、単語量は、2から3000語あればいいと思いますが、テストを受ける方も多いと思いますので、単語倍増計画を書こうと思いました。

それでは1回目は、哀(āi)です。日本語でも哀愁なんてことばがありますよね。日本語の意味は

哀(あい)意味1:あわれ。あわれむ。いつくしむ。意味2:かなしい。かなしむ。うれい。

それでは、中国語の意味はどうでしょう?。

、哀(āi)

  • 意味1:(伤心)心を痛める
  • 同意語:悲(bēi),威(qī)
  • 反意語:乐(lè)喜(xǐ)欢(huān)欣(xīn)
  • 意味2:(同情)同情する。
  • 同意語:怜(lián),威(mǐn)
    • 意味3:(对死者表示悲痛)死者に対し悲しみを示す。
    • 同意語:悼(dào)

哀悼とか追悼なんて日本語でも使いますね。哀悼、追悼ともに中国語も同じ漢字です。

ほぼ日本語と同じいみで使われています。

、哀(āi)を使った単語

    • 哀悼(āidào)哀悼する
    • 哀告(āigào)哀願する
    • 哀怜(āilián)哀れむ
    • 哀鸣(āimíng)(動物が)悲しげに声を上げる
    • 哀伤(āishāng) 嘆き悲しむ,悲しみ悼む

哀伤の同意語は、哀戚,哀痛,悲痛,悲伤,悲哀。反意語は、高兴,快乐,欢乐,快活,开心,喜欢,欢喜になります。

もともとの中国語は単漢字を使っての表現が多いです。二音節の漢字の多くは日本からの逆輸入の物が多いのでピンインと四声さえ覚えれば結構話せるんです。これに気が付いたのは日本に留学経験のある中国人の友人の話からでした。今日勉強した単漢字を辞書で引いてみると知った単語とその意味たくさんありますよ。暇なときに引いてみましょう。それでは、また✋

中国の子供はどう中国語をおぼえるのか その9 方向補語 来と去の使い方 

「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその9回目です。

京京ちゃん(著者の娘さんです)は、方向補語をうまく使えるのですが、うまく使えないときがあります。ある時

妈妈, 洋一去过我们家(ママ、洋一はうちに行ったことあるよね)

ここでは、話し手の視点で表現しなくてはいけないので来でなくてはなりません。

妈妈,昨天我们来这儿(ママ、昨日私たちはここに行ったよ)

これも来じゃないとだめです。現在のことで来と去は使えても過去の事をいう時はどうしたらいいのかわからなくなるようです。そこで、京京ちゃんは、

妈妈,我到过洋一家,洋一也到过我们家。

と行ったのです。すごいですね。

ちなみに想不出来のどこに办法を入れれば方法が思いつかないになるかわかりますか?。

答えは、想不出办法来です。方向補語の目的語は、来と去の前につきます。

想出来は、頭の中から出てくるから出来なんです。方向補語を使いこなすには、自分を中心に来るのか行くのかを考えればいいと思います。それではまた。