中国語研究所(1日5分中国語)

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もうこれで忘れない四字熟語その10 掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)

こんにちは、ゆうがです。今日の四字熟語は、掩耳盗铃です。

掩耳盗铃は、以前は掩耳盗钟といったそうです。

掩耳盗铃(yǎn ěr dào líng)

これは、戦国時代の末の『呂氏春秋』のお話です。

むかしむかしの事じゃった。あるこそ泥が金持ちの家に泥棒にはいると青銅のきれいな大鐘が目に入った。こそ泥がそれを盗もうとしたが、大きくてびくともしないんじゃ。そこで、たたき壊して持っていこうと思い鐘をたたくと大きな音がした。これは、まずいと思い、考えた挙句、耳をふさげばいいんだと思ったそうな。そこで、こそ泥は、耳を綿でふさぐと音が聞こえなくなったので、しめしめと思い鐘を叩き出すと周囲の人が集まってきてこそ泥を捕まえたそうな

ふつう自分に聞こえなくても他人に聞こえていることぐらいわかりそうじゃが。真笨!

これは、おのれを欺く愚かさを例えています。

例文:这种掩耳盗铃,自欺欺人的做法实在可笑。(こんなごまかし、人をだますやり方はまったくこっけいだ。)

掩耳盗铃、自欺欺人。(耳を覆って鐘を盗む、自分を欺き人をだます)と加えて使うこともよくあります。

今日の四字熟語はためになりましたか。それでは、次回の四字熟語で