中国語研究所(1日5分中国語)

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中国の子供はどう中国語をおぼえるのかその3

「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその三回目です。

京京ちゃんは(著者の娘さんです)、日本と中国を行き来する生活をしており、中国語を覚えさせるため、生まれたばかりの時は、親が中国語で話しかけることを繰り返し、最初はあまり反応はなかったのですが、だんだん親の問いかけに対して言葉にならない言葉を返すようになります。

ある時、京京ちゃんがお父さんに対してbabと言ったとお父さんが喜ぶエピソードがあったそうですが、われわれ学習者も京京ちゃんに習ってひたすら聞き、真似する時間が必要です。まずは、音声付きのテキストを何回もやってみることが必要です。私は、一単語を最低100回以上発音することにしています。一挙に100回も発音しているといやになりますが、10回を10日かけるのなら出来そうではないですか?単語がうまく発音できるようになったら、短文をこれも100回、それが出来るようになったら少し長い文をとやっていくうちに知らず知らずのうちに文法も理解できるようになります。

最初は、大変ですが一年後には、だいぶ中国語が理解できているはずです。

 

京京ちゃんは、二歳になるころ中国の北京に引越します。でも、京京ちゃんは、日本語しか話せません。おしっこやうんこという中国語もしらないので幼稚園にも入れず、家で見ることになったそうです。ちなみに中国語でおしっこするは、撒尿(sā//niào)。 うんこするは、拉屎(lā//shǐ)です。

ある日、京京ちゃんとおばあちゃんが公園に遊びに行った帰り、お買い物に行くため近くにあった知り合いに預けて行ったそうです。預けられた人は当然日本語がわかりません。そんな時タイミング悪く京京ちゃんは、おしっこがしたくなったんです。そこで発した言葉は、「おしっこ」。結末はご想像のとうりです。人は、やはり必要に迫られないと言葉を覚えられないということでしょう。そのうえ一回で覚えられないのがふつうなのです。そこで必要なのが、アウトプット。今は、昔と違ってオンライン中国語会話もたくさんあるので、便利ですね。でも、一番おすすめは、町にある中国人経営の中華料理屋です。忙しくない時間に行けば、結構はなしてくれますよ。

最後に、家族の呼び方についてです。中国人は、「輩」(世代)にとてもこだわりがあります。中国人は、「輩」の上位の名称で呼ばれることは、尊敬され、尊重されていると考え、また自分より若い人を「輩」の下位の名称で呼ぶことは親しみと慈しみを表すそうです。

相手が年上の場合、哥哥(gē・ge)おにいさん、姐姐(jiě・jie)おねえさん、弟弟(dì・di)弟、妹妹(mèi・mei)妹、叔叔(shū・shu)おじさん、阿姨(āyí)おばさん、爷爷(yé・ye)おじいさん、奶奶(nǎi・naiおばあさん)、老太太(lǎotài・tai)おばあさん

ドラマなんかを見ていると10代20代でも奶奶、爷爷はよく耳にします。哥や姐も親しい間柄ではよく使われています。語学に大事なものの一つに習慣があります。理屈じゃないものなので結構大変です。ひとつひとつ慣れていきましょう。習慣だけに それでは、また!