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もうこれで忘れない四字熟語 その78 以少胜多

こんにちは、ゆうがです。もうこれで忘れない四字熟語の78回目は、以少胜多(yǐ shǎo shèng duō)です。

少をもって多に勝つ。”胜”は、日本語の勝利などに使われる”勝”という言葉と同じです。

以少胜多(yǐ shǎo shèng duō)

意味

  • 少数で多数に打ち勝つ。

少しの兵力で強大な的に勝利するなんて、軍師のはなしなんかによくあるやつですよね。

これは、邓小平の《我们有信心把中国的事情做得更好》の一文“抗日战争打了八年,抗美援朝打了三年,我们有以少胜多、以弱胜强的传统。”から来ています。

鄧小平さんの言葉のなかに”以少胜多、以弱胜强”という言葉があります。後半にある”以弱胜强(yǐ ruò shèng qiáng)”も同じような意味の成語です。意味は、「小さな力で大きな力に勝利する。」になります。人が少なくても、力が小さくても勝っちゃうよってことですね。

鄧小平:中華人民共和国の政治家。1978年12月から1989年11月まで同国の最高指導者。改革開放、一人っ子政策などで毛沢東時代の政策を転換し、現代の中華人民共和国の路線を築いた。

今回の歴史上の人物は、比較的新しいですね。”一人っ子政策”は、つい最近終わりましたよね。

一人っ子政策(ひとりっこせいさく)は中華人民共和国における産児制限政策。 特に1979年から2014年まで実施された、原則として一組の夫婦につき子供は一人までとする計画生育政策(计划生育政策)を指す。

例:历史上以少胜多的军事案例还不少。(歴史上、少数で多勢を打ち負かした軍事事例は、少なくない。)

以少胜多は、述語、連体修飾語をつくります。

この言葉を聞いて最初に思い出したのは、織田信長の”桶狭間の戦い”ですかね。27歳の織田信長が4,000人ばかりの兵を味方に、2万5千人もの今川義元軍に戦いを挑み、勝利したあの戦です。それでは、次回の四字熟語で✋