中国語研究所(1日5分中国語)

語学がむずかしいのは、学問にしてしまったから

中国語まとめサイト”語学は、勉強ではなくスポーツ”

「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」その29 过 (动态助词2)

 

 

「中国の子供はどう中国語をおぼえるのか」この本を通して中国語学習のヒントをえるその29回目です。

今回は、guo )のお話です。

着は、动态助词(dòngtàizhùcí)ということは、前回勉強しました。意味は、

着は動作が進行中である、状態が持続中であることを示す.

それに加えて中国語の特徴も学びましたね。

中国語は、英語や日本語にあるような過去形、現在形、未来形という時制表現がない。

中国語にあるのは、それがいつであるかにかかわらず、「どういう状況にあるのか」ということ.

それでは、过についてのお話です。过は、「~したことがある。」が最初にならう用法だと思います。それ以外にも、動作や状態が終わったことを表したり、済ませたことを強調するときにも使えます。

京京ちゃんには、大虎という親戚のお兄ちゃんがいます。彼との会話の時に使ったのが、テレビを観ているときに、映った遊園地を見て

大虎:我去过!(僕は行ったことあるよ)

京京:我也去过!(私も行ったことあるよ)

これが、「~したことがある。」というよく使う用法です。京京ちゃんは、行ったことないんですけどね。

例文:我们曾经谈过这个问题。(私たちはかつてこの問題を語り合ったことがある。)

後日、姥姥、大虎と一緒に天安門広場に行った数日後テレビで天安門広場を見たとき、京京ちゃんが「我去过那儿!」というと大虎は、こう言いました。

大虎:谁没去过那儿呀,有什么大惊小怪的。(あそこに行ったことがない人がいるかい、べつにどうってことないさ)

こどもってこんなもんですよね。

食事が終わったときに、「吃了」とか「吃饭了」と言いますが、すんだことを強調したいときは、过 を使います。

例文:我吃过饭再洗澡。(食事をしたら、お風呂に入る。)

これ、まだ食事をはじめていないことに注意してください。「我吃了饭再洗澡。」のように了を使うと食べている途中でも使えるし、これからの時も使えます。

次回は、动态助词「了」のお話です。それでは、また!!